うつ病改善の秘策を知る【ココロ負担軽減ガイド】

先生

薬への患者の評価が重要

医師

多様な症状

ストレスの多い今日の社会では、特に長時間勤務を行っているビジネスマンを中心にうつ病と診断される人が少なくありません。うつ病は、一般的には気持ちに滅入ってしまい、気持ちが落ち込んだりふさぎ込んだ入りしてしまうなどの精神症状を想像されがちです。しかし、今日のうつ病と診断される症状はこのような精神症状けでなく、例えば手足などが突然震えだしてしまうであるとか、突然呼吸が困難になるといった身体症状でも、それらの症状が内臓疾患に起因するものでなければ、精神や神経に起因する症状と見なされ、そうした症状が複数認められるとうつ病と診断されるのです。うつ病の原因となるのは、端的に言えばストレスとなりますが、ストレスの原因は多岐にわたります。残業が多いなどといった仕事量の多さや育児、内臓疾患などの病気による体調不良などがストレスとなることは勿論、職場での昇進、結婚や出産といったプライベートの慶事であってもそれがより強い義務感を誘発し、その義務感がストレスに転嫁されてうつ病の原因となるケースもあるのです。人によってストレスと感じるか否か、あるいは強いストレスになるのかストレスはかかるものの僅かなものなのかといった強さの違いはまちまちですから、うつ病の原因は人によってそれぞれ異なってくるのです。

薬の効果を遠慮なく伝える

うつ病が発症すると精神科や心療内科に通院することとなります。そして治療としては抗うつ剤を服用することになります。この抗うつ剤は症状が治癒するまで服用することになりますが、症状の改善度合いに応じて1回あたりの服用量を減らしたり、服用回数を減らしたり、或いは別の抗うつ剤に変えたりといった調整を行います。同様に、処方された抗うつ剤を服用してもあまり効果が見られなかった場合は別の抗うつ剤に服用する薬を変えるケースもあります。精神科や心療内科での診察は内科などのように具体的に触診をしたり注射などの処置を行うものではなく、患者が症状を説明し、それに対して医師が質問を投げかけ、患者が応えるといったディスカッション形式になります。従って一度の診察でその患者に適した薬を選択できるとは限りません。また、抗うつ剤には様々な種類がありますので、最初に服用する抗うつ剤は試験的な意味合いもあり、その抗うつ剤の効果を元に医師はより適した薬を処方していくのです。ですので、患者はより自分に合った抗うつ剤に辿り着くために、服用した抗うつ剤の効果について遠慮せずに積極的に自分の意見を医師に伝えるべきなのです。そのためにも、うつ病の治療を効果的なものにしていく上で、医師の側も患者から服用した抗うつ剤に対する意見を積極的に話してくれることを歓迎しているという事情を患者の側が認識しておくことが大切なのです。